2006年 06月 30日
今年の初場所は久しぶりに日本人力士が優勝したが、外国人力士の活躍が目覚しい。 中でも… 朝青龍…言うまでもなくモンゴル人 琴欧州…ブルガリア人。ブルガリアは彼のしこ名のとおり欧州に含まれるが、14世紀末から長い間オスマントルコの支配下にあった。これはイスタンブルがオスマントルコ領になったよりも古い。 そもそも「ブルガリア」は「ブルガール」から派生したもののようだが、ブルガール人はテュルク系遊牧民族で、7世紀後半にドナウ川下流域にブルガリア帝国を建てたという。 琴欧州にもテュルクの血が? 黒海…はグルジアの人。グルジアは黒海を挟んでブルガリアと東西に対峙している小さい国だが、民族的には複雑。彼の一家も民族対立から起こった内戦で苦労した。 13-14世紀にはタタール、チムールが侵攻、16世紀以降はオスマントルコの支配を受ける。北にロシア、西にペルシャが控え、その支配は安定しなかったようだが… 黒海にもテュルク/モンゴルの血が流れている可能性は? 国際化した大相撲を見るとき、民族を想うのも面白い。
by satotak
| 2006-06-30 01:04
| 相撲
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